在来種
自分ブランドの種を楽しむ
もちろん、伝統種.在来種.固定種.を
自家採種して
自分の名前も添えて広める。
これは、
種取り名人の長崎県の岩崎さんが推奨なさっている。
岩崎さんは、在来種の種を入手して栽培し、
自家採種を繰り返していく、するとその風土にあった
固有の種となっていく。
それに自身の名前を付けて、種との会話を
楽しむのである。
自分ブランドの野菜
どれを野菜とし、どれを山菜とし、どれを野草(雑草)と
するかは、他人さまに決めてもらうことではない。
すべりひゆ:こんなに重宝する野菜はない。欧米では栽培もされてい
ると聞くが、日本では秋田地方だけである。葉が小さく
て分厚いので、日照りにも冷夏にも強く、虫にも負けず
日陰をつくらない。勝手に生えてきて周囲の野菜の邪魔
にはならない。(自生力の強さにいつか助けられる)
保存食にも向いている。品もあるし、自然栽培の王さま
だと思う。私の自慢の野菜である。食糧危機?大笑い
よもぎ :薬草の女王さまである。よもぎもち/くさもちとしてはよ
く知られているが、若芽をひとつまみ御御御付けにいれ
て飲むとよい。血の道の薬である。畑で栽培されている
が、いまは圧倒的に外国のものに独占されている。もっ
たいない。帽子をかぶせれば、真夏でも若芽が食べられ
る。日照りにも冷夏にも強く、虫も寄って来ない。
のびる(野蒜):野に自生して手が掛からない。わざわざラッキョウ
を植えずともウネに置いておけば、毎年勝手に生えてく
る。私にとっての自慢の野菜である。
あかざ・あおざ:江戸時代には畑で栽培されていたれっきとし
た野菜である。木曽の南木曽町で「これ、天ぷらにした
らおいしいのよ」と康子さんに教わり、やっぱり食べら
れていたのだ、と妙に感動したのを思い出す。
若芽がいい。
七 草 :「せり・すずな・すずしろ」は野菜として認知されてい
るが、「ごぎょう・なずな・はこべら・ほとけのざ」も
天ぷらにしたり、乳酸菌培養をしたりで重宝する。
日照りにも冷夏にも強く、虫も寄って来ない。
以下、順次掲載していく。
振り向けば「在来種/伝統種の強い種」
振り向けば、休耕地や放棄地に自然児化した強い野菜の種がある。
そう悲観するものでもない。
休耕地の土を一度、荒起こしすると、一斉にダイコンが芽をだしたり、ゴボウが群生したりする。こういう種は強い。ダイコンは皮ごと食べ続けても飽きがこない。
以下、順次掲載していく。
在来種の入手先
近日掲載予定